Alchemy のフォルマント・フィルタ・コントロール

ソースセクションは詳細表示でのみ表示されます。詳細表示に切り替えるには、「Advanced」ボタンをクリックします。その後、「A」、「B」、「C」、または「D」ボタンをクリックして、編集するソースを選択します。

このセクションのパラメータは、加算エレメントまたはスペクトルエレメントのソースサブページで「Formant」ボタンを選択したときに表示されます。

「Formant」オプションをオンにして加算エレメントまたはスペクトルエレメントにオーディオを読み込むと、信号が分析され、オリジナル信号のレゾナンスが抽出されて、フォルマントフィルタの形状に変換されます。Alchemy の読み込みブラウザを参照してください。

オーディオ信号を加工する一般的なフィルタとは異なり、フォルマントフィルタでは、加算部分音またはスペクトルビンの振幅を時間と共に増減させることによって、特定の音源に特徴的なレゾナンスが再作成されます。

図。フォルマントフィルタのパラメータ。

フォルマントフィルタの分析パラメータ

分析コントロールは、オーディオファイルの読み込み時に読み込みブラウザで「Formant」ボタンをオンにしたときにのみ表示されます。このコントロールでは、より詳細な分析によってソース・オーディオ・データのレゾナンス周波数が特定されます。

フォルマントフィルタの合成パラメータ

合成コントロールは、どの加算素材またはスペクトル素材でも使用できます。読み込み時にフォルマントを分析する必要はありません。これらのパラメータを使って、オリジナルの信号に新しいレゾナンス特性を加えることができます。デフォルト設定では一連の母音を使用できます。「Select」ノブを使うと、右側の 4 つのスロットに読み込まれたデフォルトの母音「a」、「e」、「i」、「o」、「u」を滑らかに切り替えることができます。

加算再合成したギターサウンドのフォルマントを変更する

  1. 名前バーで、「File」ボタンをクリックし、ポップアップメニューから「Initialize Preset」を選択して Alchemy のすべてのパラメータをデフォルト設定にリセットします。

  2. ソース「A」を選択し、ソース選択フィールドをクリックして、ポップアップメニューから「Import Audio」を選択します。

  3. 読み込みブラウザウインドウで、「Additive」と「Formant」の読み込みモードボタンをクリックします。

  4. ファクトリーサンプルのフォルダの「Guitars」サブフォルダを開き、単一のギターサンプルを選択します。

  5. 読み込みが完了したら、ソース A ウインドウの右側にある「Formant」ボタンをクリックします。上部の「Analyzed」セクションがオンになっていることを確認します。

  6. 「Shift」ノブを使って周波数内でレゾナンスを上または下にシフトし、音色を変えます。「Shift」を少しだけ調整すると、微妙な変化が分かりやすくなります。いずれかの方向に数半音分動かしてみてください。

  7. かなり低い音をいくつか弾いてから、かなり高い音をいくつか弾きます。次に、これらの音を弾きながら、「KTrack」ノブを徐々に下げてフォルマントフィルタのキートラッキングを弱め、音の違いを確認します。

  8. 「Size」ノブを調整して、ギターボディのサイズを変更します。また、「Center」ノブを調整して、大小のギターボディの音色にどのように影響するかを確認します。

スペクトル再合成したドラムループのフォルマントを変更する

  1. 名前バーで、「File」ボタンをクリックし、ポップアップメニューから「Initialize Preset」を選択して Alchemy のすべてのパラメータをデフォルト設定にリセットします。

  2. ソース「A」を選択し、ソース選択フィールドをクリックして、ポップアップメニューから「Import Audio」を選択します。

  3. 読み込みブラウザウインドウで、「Spectral」と「Formant」の読み込みモードボタンをクリックします。

  4. ファクトリーサンプルのフォルダの「Loops」サブフォルダを開き、ドラムループを選択します。

  5. 読み込みが完了したら、ソース A ウインドウの右側にある「Formant」ボタンをクリックします。上部の「Analyzed」セクションがオンになっていることを確認します。

  6. 「Size」ノブを調整して、ドラムのサイズを変更します。

  7. 「Smooth」ノブを調整して、フォルマントフィルタの変化速度を変更します。値を高くすると、1 つの音が次の音にかぶります。値を低くすると変化が強調され、最小値付近まで下げると独特なディストーションが生まれます。

加算サウンドと合成母音フォルマントを使って話し声を作成する

  1. 名前バーで、「File」ボタンをクリックし、ポップアップメニューから「Initialize Preset」を選択して Alchemy のすべてのパラメータをデフォルト設定にリセットします。

  2. ソース「A」を選択し、右側にある VA セクションでオシレータをオフにします。

  3. 「Additive」ボタンをクリックして、加算セクションをオンにします。いくつかの音を弾くと、加算ノコギリ波サウンドが再生されます。

  4. 好みに応じて、「Num Partials」の値を上げます。これにより、低音域を弾いたときに音が鈍くなるのを防ぐことができます。

  5. 「Formant」ボタンをクリックして、下部の「Synthesized」セクションをオンにします。いくつかの音を弾いてみると、ノコギリ波で模倣された「a」の母音が聞こえます。

  6. 「Select」ノブの値を上げ、いくつかの音を弾きます。母音が「e」から「i」、最後に 100% で「u」へと変化するのが分かります。

  7. 「Select」ノブの値を下げてから、「Modulation」セクションで新しい AHDSR エンベロープ(AHDSR2)を追加します。深度は +100% のままにします。

  8. AHDSR2 エンベロープの「Sustain」を 0 に設定します。いくつかの音を弾くと、「yeah」の発音になっているはずです。

  9. AHDSR2 エンベロープの「Attack」を上げます。いくつかの音を弾くと、「aya」のような発音になっているはずです。

  10. 「Shift」ノブ、「Size」ノブ、「Center」ノブを調整して、さまざまな音色を試します。

  11. 4 つのポップアップメニューで母音の順序を変えてみます。別のフィルタ・タイプ(「Comb」など)も読み込んでみてください。